新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)ゼロ、ハチ、ゼロ、ナナ。 (講談社文庫)
(2012/04/13)
辻村 深月

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評価:★★★★★

女性同士の複雑な心情……その静かな迫力に圧倒されます。

"30歳"という岐路の年齢に立つ、幼馴染のみずほとチエミ。年齢を追うごとに、疎遠になっていった二人がある事件をきっかけに再び、引かれ合う。チエミが母親を殺し、失踪してから半年…何かに突き動かされるように、警察の手を逃れ今なお失踪を続けるチエミと、彼女の居所をつきとめようと奔走するみずほ。行方を追う中、不可解な事件とその真相が明らかに……!!

みずほがチエミの居所を突き止めようと、共通の友人・恩師・同僚を訪ね歩き、チエミの人物像が徐々に明らかになります。しかし、チエミという人物を知れば知るほどに、起こした事件とのギャップが浮き彫りとなり、余計に興味がそそられていきます。

とにかく女性の心理描写が見事。表では誉め合いながら、裏ではいがみ合い、さらにその裏では…「女同士はドロドロしている」とよく言われますが、本作ではその先にある女性特有の『友情』を見せてもらえた気がします。

突拍子もない展開で、それまで語られてきた物語を台無しにするようなこともなく、味わいのあるラストも素晴らしいです。チエミが本当に手に入れたかったモノが明らかになる時、胸が詰まると同時にある種の感動を覚えます。
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[2012/04/23 16:27] | ★★★★★
[tag] 辻村深月
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