新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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平等ゲーム (幻冬舎文庫)平等ゲーム (幻冬舎文庫)
(2012/04/12)
桂 望実

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評価:★★

この島だけでなく、この作品にも…『砂上の楼閣』という言葉を送りたい。

瀬戸内海に浮かぶ『鷹の島』、そこは島民1600人が全員平等。衣・食・住は無償、仕事は抽選による4年交代制、島で得た収入は平等に分配される。島で生まれ育った芦田耕太郎は、本土からの移住者を募る仕事を任され、対象者に島の素晴らしさを説いて回る日々を送る。しかし、耕太郎がユートピアと信じていた島で次々と予期せぬ出来事が……。

アイデア自体は面白いので、かろうじて興味は持続するものの…

ユートピアに必要な排他性が極めて乏しいのが致命的な欠点です。島民が他の地域へ気軽に出かけていくし、島民に迎える人物の審査も表面的な身辺調査だけ…そのような状況下において、ある種の『歪』が生まれるのは火を見るより明らかなはずです。にもかかわらず、その排他性の乏しさが大前提にあり、本文中で言及されることすらありません。最たる元凶を無視して、その是非を問われても全くピンときません。

島を去る者、島に戻る者、島に来る者…それぞれキャラクターを当て込んだのは良いのですが、どうにも消化不良な感が否めないし、最終的に「みんなちがって、みんないい。」 という風な話しに流れていくのも理解出来ません。
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[2012/04/12 17:00] | ★★
[tag] 桂望実
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