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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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若頭補佐 白岩光義 北へ (幻冬舎文庫)若頭補佐 白岩光義 北へ (幻冬舎文庫)
(2012/02/09)
浜田 文人

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評価:★

読み進めるごとに、読むのを止めることが惜しくなくなる……。

花房組組長、本家一成会の若頭補佐・白岩は、先代組長の盟友で現在は堅気の成田に頼まれ、震災三ヵ月後の仙台で彼の義姉とかつての子分に会う。すると二人の周辺に高齢者を狙う訪問販売業者や地元暴力団が現れた。きな臭さから調べ始めた白岩は、復興を食い物にする政治家や企業の存在を知る。ひょんなことから生まれた『縁』を守る為、白岩が北の地で躍動する。

主人公の白岩が電車内でマナーを守らない若者に因縁をつけ、携帯をへし折る場面から始まります。作者はただの『人情ヤクザモノ』ではないぞというメッセージを発したつもりなのでしょうが、組長がとる行動としてのあまりに軽率…他にも肉体的な格闘を易々と引き受けてしまう辺り、組織のボスとしてはどうしても小者に見えてしまいます。

物語全体を通して、とにかく主人公に甘い点もいただけません。有利なカードは元公安の情報屋が集めてくるし、敵方がほとんど抵抗なく屈していくので、全くスリルや緊張感がありません。内にも外にも敵が多いヤクザという商売柄、主人公に対する枷を作ったり重くしたりすることはそれほど難しくないはずなのに…

とってつけたような震災のエピソードもどうかと思いますし、なまじ破綻が少ない分、あらゆる意味で興味が持続しません。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/02/28 17:48] |
[tag] 浜田文人
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