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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫 な 54-1)何もかも憂鬱な夜に (集英社文庫 な 54-1)
(2012/02/17)
中村 文則

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評価:★★

騙されるな!! 大した事は書かれていない。

なぜ控訴しない?―施設で育った過去を持つ「僕」は、刑務官として、夫婦を刺殺した二十歳の未決死刑囚・山井を担当していた。一週間後に迫った控訴期限を前にしても、山井はまだ語られていない何かを隠している。自分と似た部分を持つ彼に苛立ちと「何か」を感じるが…

「世間が騒げば死刑、騒がなければ死刑じゃない…」死刑制度が抱える問題を端的に示してくれた点は評価出来ます。

しかし、それ以外は周りくどい表現があまりに多過ぎてすんなりと頭に入って来ません…というより、表現に被さった『衣』を剥がしてみれば、目新しさや深さというものがまるでない。作者なりに人間の暗部を描こうとしているのでしょうが、行き着く先が『性欲』というのはいくらなんでも偏り過ぎでは…作中に「自殺と犯罪は、世界に負けることだから」とあるということは……最大の敵は己の『性欲』???

「救われた者」と「救われなかった者」の差が不明瞭ですし、然したる痛みを伴わずに迎えた円満なラストも釈然としません。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/02/21 18:21] | ★★
[tag] 中村文則
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