新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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殺人者(ソウル・マダー) (【徳間文庫】)殺人者(ソウル・マダー) (【徳間文庫】)
(2012/02/03)
深谷忠記

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評価:★★★

児童虐待とミステリーを融合させたバランスの良い作品です。

宮田刑事の管轄内で、相次いで殺人事件が発生し、二つの事件現場には「殺人者には死を」というメッセージが書かれた紙が残されていた。同一犯の犯行である可能性が高いと考え、捜査を進める宮田は被害者がいずれも子どもを虐待していたという事実に辿りつく。そして、新たに第三の殺人が起こり、驚くべき事件の構図と『殺人者』の姿が明らかに…。

虐待される子どもの周辺を取り巻く、家族・教師・児童相談所や児童養護施設の職員、それぞれの立場がしっかりと描かれています。加えて、事件の周辺で度重なり目撃される謎の女性の存在、親族から性的虐待を受けていたことを暗に示す少女の告白といったミステリー要素が随所に配されているので、夢中になり読み進められます。

但し、終盤はやや肩透かし…偶然が多すぎるし、犯人の動機や『殺人者』に込められた意味も安直です。さらに、子どもたちを筆頭に、事件と直接的に関わりのない人物があっさりと物語から排されていくのがどうも…せっかく序盤で丁寧に描いていたのにもったいない。
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[2012/02/08 19:00] | ★★★
[tag] 深谷忠記
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