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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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龍神の雨 (新潮文庫)龍神の雨 (新潮文庫)
(2012/01/28)
道尾 秀介

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評価:★★★

特撮ヒーロー物の終盤で巨大化する敵…その時、あなたは?

添木田蓮と楓は事故で母を失い、継父と三人で暮らしている。母の死後、自暴自棄となった継父は仕事を辞め、兄妹に暴力をふるうまでになった…
溝田辰也と圭介の兄弟は、母に続いて父を亡くし、継母とささやかな生活を送る。しかし、兄は弟を巻き込み、継母に対して執拗な嫌がらせを繰り返す…
ひとつの殺人事件をきっかけに、降り続く雨が四人の運命を浸してゆく。

中盤までの話し運びは秀逸です。それぞれに問題を抱える家族が徐々に交わることで、「いったいこれから何が起こるのか」と心底はらはらさせられます。達也・圭介の家族と龍伝説の符号についても、本当によく作り込まれているなと感心させれます。

しかし、終盤の展開は…ストーリー自体の強引さも然ることながら、急に登場人物の行動やセリフが芝居がかかったものになり、それまでの緊張感のある雰囲気を台無しにしています。伏線の回収も仰々しく、極めて説明的に行われる点もいただけない。そこを「読者へのサービス」ととるか、「作者の自己満足」ととるかで、評価の分かれそうな作品です。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/02/03 18:00] | ★★★
[tag] 道尾秀介
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