新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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人もいない春 (角川文庫)人もいない春 (角川文庫)
(2012/01/25)
西村 賢太

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評価:★★★★

一言で言うと「するめ」ですね。大した味はしないのだけど、なぜかやみつきになります。

中卒で家を飛びだして以来、流転の日々を送る北町貫多は、長い年月を経ても人とうまく付き合うことができない。職場の上司や同僚、一方的に見初めたウェイトレス、そして唯一同棲をした秋恵…。一時の交情を覆し、自ら関係破壊を繰り返す男の鬱屈した日常を描く。

一応連作短編になるのでしょうか…一話は短いですが、場面の切り取り方が上手く、一語一句を無駄にしない文章力はさすがの一言です。三話目の『悪夢-或いは閉鎖されたレストラン』を除いた貫多を主人公とした物語については、さほどインパクトや目新しさはなく、最初は少し物足りなく感じました。しかし、生来の歪み根性で毎度同じような失態を繰り返す貫多に、いつしか嫌悪よりも親愛の情を抱くようになりました。

貫多のモデルである著者に対して、ファンの女性から「ご飯を作ってあげたい」といったようなラブコールが寄せられたという話も、何だか頷ける作品に仕上がっています。

それにしても、三話目(個人的には最高でした)はいったい…
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[2012/01/27 18:42] | ★★★★
[tag] 西村賢太
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