新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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ペルフェクション (文春文庫)ペルフェクション (文春文庫)
(2012/01/04)
ヒキタ クニオ

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評価:★★★★★

読み終わった後も余韻で涙が滲み出る……問答無用に胸打つ傑作です。

精神と肉体の限界が試される、過酷なバレエコンクール『ペルフェクション』。バレエダンサーの武任は、5年に亘りその頂点に立ち続けていた。勝者の栄誉と賞賛の陰にある犠牲と重圧。肉体の老化、誘惑、追走者、そして罠が彼の行く手を阻み、最大の試練が訪れる。

2060年という近未来の設定で、新エネルギー開発により台頭したオーストラリア、一方凋落したアメリカといった世界情勢やドーピングを抑制する為に設けられたドーピング・インプレッション(体内に残留する指定物質の総量による減点)という評価方法などの細かい設定は見事です。

本作は作者お得意の「ケレン味」や「エキセントリック」な要素を排し、競技者としての武任の闘いをシンプルに描いています。物語としての純度の高さが最大の魅力で、序盤の競技シーンでは「バレエのことよくわからないから退屈だな」と思っていた私が終盤の競技シーンでは文字通り手に汗握る程に見入っていました。
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[2012/01/11 17:42] | ★★★★★
[tag] ヒキタクニオ
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