新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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身の上話 (光文社文庫 さ 11-11)身の上話 (光文社文庫 さ 11-11)
(2011/11/10)
佐藤正午

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評価:★★

読了後も「いったい誰の何についての話だったのか?」と首をかしげたくなる作品です。終始にわたり作者の都合が優先され、読者は蚊帳の外といった印象を受けます。

地方都市の書店で働く平凡な女性(ミチル)は都内の出版社で働く妻子ある男性と不倫関係を続けている。ある日、ミチルは仕事の休憩中に不倫相手の男性を見送りにいくつもりが、衝動的に東京までついていってしまう。ほんの数日ばかり滞在するつもりだったが…ミチルが東京で体験した壮絶な出来事を彼女の夫と名乗る人物が述懐していくという形で物語は進行していきます。

先の展開が気になるので、最後まで飽きずに読み進められる点だけは良かったと思いますが…

そもそも結末ありきの作品なので、もっとシンプルにゴールまで進むべきだったと思います。あらゆる要素を盛り込もうとした結果、作品全体に無理が生じています。登場人物のセリフや行動に不自然な点が多いのもそのせいではないでしょうか。『宝くじ』の下りも、それ単体で見れば興味深いエピソードですが、本作の結末を導き出す上では必要なかったはずです。

本作を全否定することになり兼ねませんが、「ミチル」と「その夫」の話は別個の作品として読みたかったです。
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[2011/11/11 17:35] | ★★
[tag] 佐藤正午
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