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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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企業戦士 (講談社文庫)企業戦士 (講談社文庫)
(2011/09/15)
江上 剛

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評価:★★

悪い意味で読者を裏切らない!あらゆることが想定内!! 例えて言うなら、品数と見栄え重視であまり味が良くない幕の内弁当みたいな作品です。

いわゆる幽霊が主人公です。勤務する建築会社のビルから飛び降り自殺を図った主人公ですが、死の直前の記憶がありません。残された妻や子供を見守りながら、自分が死を選んだ真相に迫っていくという話なのですが…

そもそも幽霊を主人公とするならば、下界に対しての影響力が話の肝となるはずです。何が出来て何が出来ないのか、誰に見えて誰に見えないのかというルール設定をした上でのサスペンスで話を盛り上げるのが定石だと思うのですが、それが全く出来ていません。完全に出オチというか、作者だか出版社だかの都合でたまにはちょっと捻った設定を加えた方が読者が喰いついて来るのではないかという下心としか感じられませんでした。

「家族」「同僚」「上司」との人間関係と「過労死」「談合」等の社会問題が良く言えばバランス良く?特に掘り下げられることもなく、どの要素もお決まりのパターンで配列されていくだけです。

個人vs会社という話なら、池井戸潤の『空飛ぶタイヤ』上・下の方が断然面白かったです。



善とも悪とも言い切れない、いわゆる曲者が多数登場し、人間関係やそれぞれの葛藤がより緻密に描かれています。
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[2011/09/20 21:05] | ★★
[tag] 江上剛
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