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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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光媒の花 (集英社文庫)光媒の花 (集英社文庫)
(2012/10/19)
道尾 秀介

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評価:★★★

『暗い』・『重い』の中に垣間見える『美しさ』

認知症の母親とひっそり暮らす中年男性、ホームレス殺害に手を染めた小学生兄妹、幼い恋の疼きに駆られた少年、ある出来事を機に耳が聴こえなくなった少女、父が亡くなって以来母を憎み続ける青年、自信を失った女性教師…大切な何かを守るために、人は悲しい嘘をつく-。

各章のクオリティは総じて高く、特に幼い子供の内に秘めた思いの描き方が秀逸です。緩やかに読み易い章へとシフトしていくので、途中で読み疲れることもありません。

但し、ワンパターンでオチが読めるきらいがあるので、願わくはもう一捻り欲しいところ。登場人物がリレーする構成も上手く機能しているとは言い難く、辻褄合わせに奔走するあまりに野暮ったさだけが残る結果になっています。各章を完全に独立させても残る一貫したテーマがあるだけに、なおさら惜しい。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/10/30 14:42] | ★★★
[tag] 道尾秀介
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