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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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([ひ]2-1)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)ダイナー (ポプラ文庫 日本文学)
(2012/10/05)
平山 夢明

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評価:★★★★

滴る『血』と『肉汁』

【求む運転手。報酬三十万。軽リスクあり】携帯闇サイトの募集に返信したカナコ。殴られ、蹴られ、穴を掘らされ……行き着いた先は会員制の定食屋。「ここの客は全員が人殺しだ」-店主であるボンペロは言い放つ。文字通り『死と隣り合わせ』の職場で働かされることになったカナコが目にする狂気の世界とは…。

人を痛めつけるシーンは満載ですが、どれもこれも常人が想像し得る『痛みの上限』を遥かに凌駕しているので安心です。『痛みの感覚』が早々に麻痺する一方で、その反動とばかりに『食欲』がどんどん湧いていきます。ハンバーガーをこれほど欲する経験は後にも先にもないはず!

そして最大の見所は殺し屋達のキャラクター。本書に映画風の邦題をつけるなら『哀しき獣達の挽歌』で決まりです。中でもキッドという殺し屋のキャラが立って…いや!立ちすぎています。おかげで終盤明かされるカナコとボンペロの過去やボスキャラの存在が霞みまくりです。

キッドとスタン(彼も良い)が物語から退場した後は、展開も含めてかなり残念です。しかし、その『偏重』こそ『作家性』という気がしないこともない…。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/10/05 15:09] | ★★★★
[tag] 平山夢明
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