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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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オーディンの鴉 (朝日文庫)オーディンの鴉 (朝日文庫)
(2012/09/07)
福田和代

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評価:★★★

『情報社会』が生み出した『監視社会』の恐怖

「私は恐ろしい」。不可解な遺書を残し、閣僚入り間近の国会議員・矢島誠一は、東京地検による家宅捜索を前に謎の自殺を遂げた。真相を追う特捜部の湯浅と安見は、ネット上に溢れる矢島を誹謗する写真や動画、そして、決して他人が知り得るはずのない、詳細な行動の記録を目にする。何者かの底知れぬ悪意に戦慄を覚える二人、それでも真相を探ろうとする彼らに黒い影が忍び寄る……。

序盤は検事たちが事件にのめり込む理由がよくわからず、彼らとの温度差を感じて、今一つ物語に入り込めませんでした。それが意外な人物の死により一転、ラストまで一気に読ませてくれます。

ネトゲ・動画サイト・SNSなどのネットサービスの特性を上手く活用し、素人にもわかりやすい形で物語に還元していった点も評価出来ます。

しかしながら、やはり黒幕の存在が物足りないか…。自ら〇〇と名乗る辺りもそうですが、目的に対して講じる手段の詰めがことごとく甘いような気がします。いくらなんでも強大な力を持て余し過ぎではないでしょうか。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/09/06 17:18] | ★★★
[tag] 福田和代
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