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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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ツナグ (新潮文庫)ツナグ (新潮文庫)
(2012/08/27)
辻村 深月

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評価:★★★

チャーハンにカレーをかけたような作品

一生に一度だけ、死者との再会を叶えてくれるという『使者』。突然死したアイドルが心の支えだったOL、年老いた母に癌告知出来なかった頑固な息子、親友に抱いた嫉妬心に苛まれる女子高生、失踪した婚約者を待ち続ける会社員……ツナグの仲介のもと再会した生者と死者。それぞれの想いをかかえた一夜の邂逅は、何をもたらすのだろうか。

死者との間を取り持つ『使者』に関する物語がカレー、各章における語り手の物語がチャーハン…どちらも味付けが濃すぎて、食い合わせが良くありません。スパイスが効いた具沢山のカレーには、やっぱり白米が一番。語り手達の人生はもっと現実に溢れているようなものにすべきで、その方が互いに引き立つはずです。

さらに言うと、『使者』や『再開を望む者』に課されたルールに絶対的なものがなく、次から次へと都合よく追加事項が増えていくのはあまり上手いやり方とは言えないのではないでしょうか。

批判的な物言いが多くなってしまいましたが、全体はきれいにまとまっているし、独創的な部分も見受けられますので、決して悪い作品ではないのであしからず。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/08/28 17:45] | ★★★
[tag] 辻村深月
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