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新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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弩 (講談社文庫)弩 (講談社文庫)
(2012/07/13)
下川 博

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評価:★★

脚本家が本職の著者…確かに『映像による補完ありきの作品』です。

南北朝の時代、高い年貢で貧窮にあえぐ因幡国・智土師郷(ちはじごう)。吾輔は特産の渋柿で商いを起こし、一転、村は富むが、その富を奪取せんと武士集団がたびたび村を襲う。この地に桃源郷の理想を見る僧侶の協力を得て結束する村。勝利を呼び込む頼みの綱は、村にもたらされた新型弓兵器「弩」。壮絶な闘いが始まる。

ストーリーは『七人の侍』をもとにしたというぐらいだから、別段目新しさはないものの、キャラクターの設定は類型的なものをなるべく避けるべく、かなりよく練られています。

しかしながら、キャラクターの魅力が今一つ伝わって来ないのもまた事実。映像作品であればキャラクターの設定さえしっかりしていれば、あとは役者の演技や存在感によって血を通わせることが出来るでしょうが、文字だけの小説ではそうはいきません。実際、特徴的な外見や経年による変化等がわかりづらいせいで、物語の説得力や厚みが失われています。

見せ場である戦闘シーンも数十人vs数十人の割には、誰が何処で何をやっているのかがわかりづらく、その人数故の迫力も感じませんでした。
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FC2blog テーマ:新書・文庫レビュー - ジャンル:本・雑誌

[2012/07/20 16:51] | ★★
[tag] 下川博
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