新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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刑事のまなざし (講談社文庫)刑事のまなざし (講談社文庫)
(2012/06/15)
薬丸 岳

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評価:★★★★

短編ながらも思わず唸りたくなるような『救いの無さ』は健在

「ぼくにとって捜査はいつも苦しいものです」―通り魔によって幼い娘を植物状態にされた夏目は法務技官の職を辞め、刑事の道を選んだ。刑事らしくない刑事…夏目は社会の歪みで苦しむ人間たちを時に温かく、時に厳しく見つめながら真実を探り出す。

五十ページ程の短編×七話で構成されているのですが、一話一話の密度の濃さは尋常ではありません。各話ごとの登場人物が限られているので、犯人やその動機はある程度特定出来るのですが、薄皮一枚で興味を残したり、鮮やかに予想を裏切ったりと変幻自在の手腕が冴え渡ります。さらには夏目の過去や人物像までも少しずつ明らかにしていくのだから見事としか言いようがありません。

惜しむべくは最終話で表題にもなっている『刑事のまなざし』の展開がさすがに強引過ぎたか…本作の集大成とも言える話なので、良くも悪くも強く印象に残ってしまいます。出来れば最終話はまだ書かずに、続編を書いて欲しかった。
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[2012/06/21 15:00] | ★★★★
[tag] 薬丸岳
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刑事のまなざし (講談社文庫)(2012/06/15)薬丸 岳商品詳細を見る評価:★★★★短編ながらも思わず唸りたくなるような『救いの無さ』は健在「ぼくにとって捜査はいつも苦しいものです」
2012/06/22(Fri) 14:30:14 |  まとめwoネタ速neo
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