新刊の文庫小説を★の数で採点し、稚拙な文章も添えます.。ネタばれは少なめに、皆さんが本を手に取るきっかけになれば幸いです。                                                            
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ゴンベン (実業之日本社文庫)ゴンベン (実業之日本社文庫)
(2012/12/05)
小川 勝己

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評価:★★

詐欺師の割には説得力が…

美貌の女子大生・椙浦夏子は、バイト代全てを貢いだ恋人を社長令嬢に奪われた。「お金持ちになって見返してやる」ため、大学の同級生・鹿沼歩たち数人を仲間に加え、夏子は詐欺グループを結成。サークルのノリでカモを騙す計画を練る彼女たち。いつしかヤクザや大物実業家を敵にまわすことに…。

序盤の話運びは小気味よく、否が応にも期待は膨らんだものの、緩やかにその期待は削がれていきます。無駄に多い登場人物と各々のちぐはぐな言動のせいで、最後まで誰が誰やらわからず、終盤の劇的な展開にもさほどカタルシスは得られません。

「そこまでお金が必要か?」という疑問が最後まで消えないのも致命的ではないでしょうか。
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[2012/12/25 23:51] | ★★
[tag] 小川勝己
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恋する空港 あぽやん2 (文春文庫)恋する空港 あぽやん2 (文春文庫)
(2012/12/04)
新野 剛志

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評価:★★★

悪くはないが、これ以上の続編を期待するのは…

大航ツーリスト成田空港所に赴任して二年目を迎えた遠藤慶太。今や空港勤務のプロ「あぽやん」として大活躍―のはずが、能天気な新人の教育、テロリストの出没騒動に今日も悪戦苦闘。さらに空港所閉鎖の話が浮上する中、恋のライバル登場で、まさに大ピンチ!?

実際の空港勤務に見られるような慌ただしさを短めのエピソードを繰り返すことで上手く表現しています。

しかし、個々のエピソードがいかにも『拵えました』という感じがするのは残念な所。登場人物の掘り下げも浅く、1でネタを出し尽くした感が否めません。

本作に関してはタイトル通り、もっと恋愛話を中心に描いても良いように感じます。その方が物語に統一感というか『芯』が出来るし、『空港所閉鎖』の話なんかは続編で活かすべきではないでしょうか。
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[2012/12/16 16:51] | ★★★
[tag] 新野剛志
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The Book 〜jojo\'s bizarre adventure 4th another day〜 (集英社文庫)The Book 〜jojo\'s bizarre adventure 4th another day〜 (集英社文庫)
(2012/11/20)
乙一

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評価:★★★

足し算にはなってはいても掛け算には…

杜王町に暮らす高校生・広瀬康一。ある日、友人の漫画家・岸辺露伴と血だらけの猫を追ってたどり着いた家で不可解な女性の死体に遭遇する。「彼女は家の中で交通事故に遭っていた!?」

原作でおなじみのキャラクターが複数登場し、各々のエピソードが活かされているのでジョジョファンの方は思わずにんまりする場面も多いのでは?肝心の物語もシンプルながらよく錬られていて概ね評価できます。

但し、スタンドvsスタンドのバトルシーンを文章だけで伝えるのには限界があるし、よくよく考えてみるとこの物語を語るのに『ジョジョ』である必然性は全く無い。
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[2012/12/09 00:21] | ★★★
[tag] 乙一
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名無しの十字架 (角川文庫)名無しの十字架 (角川文庫)
(2012/11/22)
郷 一郎

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評価:★★★

隙がなく、作り込まれた佳作

虎と戦った人間がいる。そのフィルムを探し出せ―アンダーグラウンドフィルムの手配師・三上哲平に持ち込まれた怪しい依頼。莫大な報酬につられ、引き受けることにした三上は、瀕死の重傷を負いながら、今もどこかで生きていると噂される伝説の男を追う―。

虎と人間が!?…あらすじに負けない程度には面白く、登場人物たちのどこか影を帯びた感じも雰囲気があって良い。途中で飽きがくるようなこともなく、エピソードの回収もきっちりと出来ているのでそつがない。

しかし一方で、題材の割には物語の迫力が乏しいか…振り回されてばかりの主人公にも、もうひとつ見せ場が欲しい所です。
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[2012/12/02 20:00] | ★★★
[tag] 郷一郎
トラックバック:(0) |
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